映画『活きる』の原作者余華さん

 彼とは、十年来の友人だ。

 いつもきびきびした文体で、はつらつとした生活感覚を描き、目線は外界ばかりではなく、内面に向かい、訴えかけるという傾向がある。『活きる』(後に張芸謀映画『活きる』にもなる)という小説から、孤独の底で自ら確かめるような文体で、抜け場のない苦しさと、時には楽しさ、ひいては滑稽さを描くという傾向が、次第に強くなってくるということが、新作の長編小説『兄弟』とたどってくれば、だいたい言えると思う。

 写真は京都来訪の余華さん、彼とずいぶんいろんなところをまわってきた。本日東京に行き、三日後北京に戻る予定。来月中旬頃から約一ヶ月間、今度はドイツに行くと言う。
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by amaodq78 | 2006-08-29 14:44 | 文事清流
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